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DIY塗装-趣味の塗装を楽しむ  
趣味で作品を完成させたものの、仕上げの塗料にはどんな塗料を選べば良いのか?
塗装方法はどうすれば綺麗に仕上がるのか?
苦労して作品を完成させただけに、塗装の失敗が怖くて出来無いなど
塗装の方法で試行錯誤してしまう事も多いのではないかと思います。


無塗装品として完成させるのも一つの方法ですが、頑張って作った自分だけのオリジナル作品に
もうひと手間プラスしてDIYの可能性をより広げてみませんか?
このページでは塗装で使用する道具や木材の塗装についてご紹介していきます。

みなさんのDIY塗装を応援します
DIY塗装の目的
塗装道具
道具の使い方
木材選び
塗料選び
塗装の準備と注意点
木材のペーパーがけ
  その他のケレン道具
木材のマスキングと養生
使い込んだ塗装刷毛
塗料の硬化時間と保管について
塗装道具のあと片付け
木材の保護

DIY塗装の目的-塗装で大切な作品をより綺麗により深みのある作品を目指して!
作品の用途に応じた塗装で綺麗に仕上げる為、素材が何で出来ているかを確認してから
塗料選びをします。
事前に塗りたい作品の材質と用途を把握し、塗料購入で迷う悩みの種を減らしましょう。


例えば外部に設置するウッドデッキは
材質は木材で外部で雨や紫外線の影響を受ける場所に設置。
日光、雨、砂埃、害虫などから木材を守りたい。
塗り替えは劣化の程度により自分で2〜3年に一度の割合でしていきたい。


塗料を選ぶ時は、防水性や防腐性能の考慮、塗替えの頻度も考えて選ぶようにします。


塗装道具-塗装に必要な道具をチェック!
塗装で使用する道具は下地処理も含め多くの種類があります。
まずは道具の名前と使い方から確認してみましょう。
全てを購入する必要はありませんが、塗装で大切なのは養生をしっかり行う事=養生道具は
必需品なので、ぜひ揃えて下さい。


木材の下処理には
マスキングテープ、ポリマスカー(ガムテープ付き養生紙)、ラスターバケ、ペーパー、サンダーなど。


木材の塗装には
塗料、塗料を入れるサゲツ、ハケ、ローラ、ウエスなど。


塗装道具例
マスキングテープ
ポリマスカー
ラスターバケ
ペーパー
サンダー
サゲツ
ハケ
ローラ
ウエス

道具の使い方-道具の使用方法が分かると作業性が良くなります。
・マスキングテープ
 マスキングテープは、作業後簡単に剥がせる養生用テープです。
 塗布面以外に塗料が付着しないよう、塗料を塗る前にテープを貼ります。
 マスキングテープを養生ラインに合わせてしっかり貼ると綺麗な仕上がりになります。



マスキングテープの色には数色あり、粘着性やテープの柔軟性はメーカーによっても様々です。マスキングテープはなるべく数種類を準備しましょう。テープを貼る時は隙間に注意して指やヘラで押さえながら貼ります。テープの先を写真のように折り曲げておくと、貼る時や剥がす時に便利です。
マスキングは養生の他、写真のようにガムテープ付き養生紙(ポリマスカー)の下貼りにも使用します。ガムテープを直接貼れない箇所や、ガムテープを貼ると塗料が剥がれてしまう箇所などに有効です。


・ポリマスカー(ガムテープ付き養生紙)

 比較的大きな養生を行う時に使用します。養生面に合わせて様々な幅のタイプがあります。
 塗布面以外の塗料付着を防いだり、作品によってポリマスカー上で塗装する事も可能です。
 作品の引きずりはポリマスカー素材の破れ原因になるので注意しましょう。


ポリマスカーは、養生面積に応じて数種類の幅が用意されています。コンパクトサイズなので、保管スペースもさほど要りません。使用しない時はゴミの付着を避けて保管し、変形を避ける為にポリマスカーの上には直接物を置かないようにします。
養生面にマスキングと同じ要領でガムテープ部分を貼り付けます。ロールは指でも切れますが、養生幅の均一性を出す為、カッターやハサミで切り揃えましょう。切り口を揃えると次回の養生時に貼り易いです。
写真のロール幅は1100ミリあります。
用途に合わせてポリマスカーの使い分けをします。ポリマスカーは適度の幅があるので、下まで綺麗に切り揃えましょう。もう少し養生幅を増やしたい時はポリマスカーを2段貼りにして使用します。マスキングテープを押さえながら下貼りし、その上にポリマスカーを張ると養生がやり易く、塗料付着も軽減出来ます。


・ラスターバケ
 塗装面のゴミや埃を除去する時に使用します。
 塗装前にはゴミを目視出来なくても、必ず掃除するよう心がけましょう。
 ゴミが付着したままの塗装は、塗装バケにもゴミが付着して綺麗に仕上がりません。


ラスターバケには幅が広いものと狭いものが用意されています。塗布面の掃除やペーパー処理後の粉払いなどに、ラスターバケは塗装で使う必需品です。
ラスターバケは腰の強いものの方が使い易く、長持ちします。ラスターバケは、使い込むと毛がだんだん短くなっていきます。サッシ周りの掃除でも、細かい毛先が隙間に入り込み、綺麗に掃除出来ます。保管する時は毛先に癖を付けない為に平らに置きましょう。


・ペーパー
 木部を研磨するペーパーは、表面素地状況に応じたペーパーの使い分けをします。
 番数が上がるほど細かいペーパーになります。使い分けをするので、数枚のペーパーを
 準備しましょう。


木材研磨は仕上がりに影響する大切な下地処理です。カンナがけの機械が無い場合でも、サンダーがけなどの研磨を利用して、木材の素地調整は必ず行いましょう。
左から120番→180番→800番のペーパーです。番数が大きくなるほど細かいペーパーになっていきます。材料がガサガサの場合には120番などの荒いペーパーから徐々に番数を上げて研磨していきます。逆に表面が綺麗なものは最初から番数を上げて研磨を始めます。
表面が綺麗なのに荒いペーパーをかけてしまうと、かえって表面に傷を付けてしまう事があります。写真はから研ぎ用で、水を使用する耐水ペーパーもあり、
状況に応じ使い分ける事が大切です。
左端はロールペーパーです。他のペーパーは上記のペーパーを4等分にして作った
ペーパーです。ロールペーパーは比較的高価なので、写真のようなペーパーを数枚買って自分で作った方が割安です。


・サンダー
 木材研磨に使用します。大きな面の研磨や研磨箇所が多い場合は
 手で研磨するより作業効率が良くなります。
 その他の用途として、古い塗膜剥がしにも利用します。手による塗膜除去が困難な場合等。
 サンダーも数種類あり、ペーパーを挟むタイプや、マジック式のサンダーもあります。


集塵袋の付いたペーパーを挟んで使うタイプのサンダーです。しっかり研磨する為、両手で押さえて使用します。サンダーを一つ持っていると、作業効率や表面の仕上がりにも違いが出ます。サンダーも手で使うペーパーと同じく、状況に応じて番数を交換していきます。
ペーパーを貼り付けて使用するサンダーです。サンダーにマジックパットがついています。挟む部分が付いていない機械もあり、マジック無しのペーパーを装着出来無い事があります。サンダーの機械やペーパーの購入時には、種類に気をつけて、自分が使いやすいものを選びましょう。
左はマジックタイプのペーパーです。マジックタイプはサンダーの振動によるペーパーのズレやぶれが無いので、比較的扱い易く研磨力があります。右は挟み込むタイプのペーパーで、主に仕上げ研磨に使用します。サンダー用ペーパー穴は、研磨時の目詰まりを防ぐ為に付いています。
挟み込むタイプのペーパー取り付け面です。この穴の部分にペーパーの穴を合わせて取り付けを行います。
ペーパーを挟む場合は、しっかり抑えてペーパーのたるみが出無いようにします。ペーパーの幅を考え、研磨面を無駄無く均一に使いましょう。


・サゲツ
 塗料の小分け使用に使います。
 よく、多めに塗料を入れてしまいがちですが、おおよその量よりも少なめに作りましょう。
 塗料の無駄使いを抑え、掃除も楽に済みます。
 塗料を作るのはサゲツ以外でも構いませんが、余った塗料を塗料缶に戻すのは避けましょう。
 (特に水性塗料を薄めたものは塗料腐りの原因に)


 水性塗料を水でうすめる場合、戻しを行った塗料が中で腐ってしまいます。
 油性塗料もうすめ液でうすめて塗料を作る場合、塗料缶に1度作った塗料を戻すのは不適です。
 分量の調整が難しいと思いますが、1回分は1回分の塗料として使いきるようにしましょう。
 サゲツに余った塗料をそのまま放置すると塗料が硬化してしまうので
 別の容器に移すか廃棄処分をするようにして下さい。


サゲツをはめ込むタイプで、右のポリ容器をはめ込んで使用します。汚れがひどくなったら処分して、又新しい容器をはめ込む使い捨てタイプの物ですが、硬化した塗料を取り除けば何度でも使用出来ます。
良く見かけるのは左のポリ製サゲツです。右は昔から使用している鉄製のサゲツです。塗料を作る時は、周りを汚さないように養生紙の上で作業を行います。
写真の道具はカワスキです。カワスキはケレン作業、汚れ落し、硬化した塗料を削り取ったりと様々な用途で使います。カワスキは役立つ手道具なので、1本ぐらいは持っていても良いかと思います。
カワスキを使えば、サゲツ内の硬化した塗料も剥がせます。


・ハケ
 塗装ハケは用途や塗料に応じた種類があります。
 塗装ハケには水性塗料用ハケ、油性塗料用ハケなどがあります。
 それぞれ塗料に適した毛を使用して作ってあり、
塗料とハケは同種類の物を選びます。
 DIY塗装では幅の広いものと幅の狭いハケをそれぞれ用意しましょう。
 使用後は必ずハケを洗い次回の塗装時にも使用出来るよう保管します。


左は水性塗料用のナイロンハケです。右は油性塗料用の熊毛のハケです。どちらもすじかいバケという形状のものです。扱いやすい自分のハケを探すのは大変ですが、使い込むほど良く手に馴染む道具なので、出来れば少々高めのハケを用意して下さい。
ハケは、中指はハケに添えて、ひとさし指は軽く抑え、筆を持つ感じで持ちます。
あまり力を入れずに上部を持つようにします。両面から見てハケの持ち方を確認して下さい。塗料を付ける時は根元まで付けず、立てた状態でハケを使います。寝かせ過ぎない事が上手な塗装のポイントです。塗料が付き過ぎた時は、サゲツのフチで余分な塗料をしごいてから塗り始めます。


・ローラ
 
塗装用ローラは主に塗装面積の広い場所向けです。
 ハケでは時間がかかり過ぎる場合や塗料の硬化時間などに合わせて使用します。


平面を塗るローラには様々な幅が用意されています。毛の長さも短毛、中毛などがあり、ハケと同様塗料に合わせてローラを選びます。
ローラはつぎ柄に装着して使用し、ローラバケットという受け皿を使って塗装します。サゲツはハケ用、ローラバケットはローラ用として区別して使用します。


・ウエス
 塗装後の余分な塗料を拭いたり、掃除などに使用します。
 ウエスもホームセンター等で販売してますが、不要になった衣類を切って代用しても構いません。
 塗料を拭く時は、埃やゴミが出やすい雑巾やタオルよりも薄い肌着などを使用します。


幅の広いウエスはカッターで切り、大きさは自由に合わせます。塗布面に使用したウエスは、サゲツの掃除やハケについた塗料を掃除する時にも使います。木材に繊維が引っかかる布は使用を避けましょう。オイル塗装等で使用したウエスは、自然発火が起こる場合があります。処分する時は水分を十分に吸わせて分別して下さい。

木材選び-予想外の色にならない為に。
木材には広葉樹と針葉樹があります。使用した木材によって塗料の吸い込みや
色の出かたには変化が出るので、塗装前には必ずテスト塗りを行って下さい。
テスト塗りは同じ材料の切れ端や、目立たない箇所で行いましょう。


針葉樹の杉材など、比較的塗料の吸い込みが多い材料は、吸い込みを防止する為
とのこなどの目止め材を塗ってから塗装する方法もあります。
樹種によって塗料も多めに必要になる場合があるので塗料の残量も確認しておきましょう。

塗料選び-用途に適した性能を考え好みの色を楽しみましょう。
塗料は主に油性塗料と水性塗料に分かれています。
どちらの塗料を使用するかを考え塗装道具も揃えていきます。


・油性塗料
 屋内や屋外の様々な用途に合わせた塗料があり、
油性塗料はペイントうすめ液(塗料用シンナー)
 でうすめて使用します。

 ペイントうすめ液は刺激臭や引火性があるので、使用や保管方法は塗料缶の明記を良く読み
 守りましょう。
 油性塗料の特徴は、耐候性があり、下地への密着性が良く水に強いとされています。
 最近の水性塗料も油性塗料と同等な性能を持っているので用途に合わせて選びます。
 扱う油性塗料によっては、うすめ液の配分が少ない事で塗料の伸びが悪く
 乾燥時間が長くなってしまう塗料もあります。
 初めてのDIY塗装は水性塗料から始めるのも一つの方法です。


塗料を重ね塗りする時は、前回の塗装でどんな塗料を塗ったかにより
使用出来る塗料が変わります。



塗り重ねる塗料の適合性
古い塗膜  新しく塗る塗料
油性塗料 水性塗料 ラッカー
油性塗料 ×
水性塗料
ラッカー


・表の見方

 古い塗膜が油性塗料の場合、新しくラッカー塗料を上から塗り重ねるのは不適です。
 古い塗膜が水性塗料の場合、新しくラッカー塗料を上から塗り重ねるのは避けたほうが良いです。


 塗料の塗り重ねにも、向き不向きがあります。
 プラスチックにシンナーを付けると溶けてしまうように、選んだ塗料によっては
 今までの塗膜を溶かしてしまう原因となり注意が必要です。



・何も塗っていない材料に新しく塗装する場合

 どんな塗料でも構いませんが次回の塗り重ね時の事も考えて塗料を選びましょう。


・塗り替え時に全ての古い塗膜を剥がす場合
 どんな塗料でも構いません。
 只、古い塗膜剥がしは簡単に行えず時間がかなりかかってしまうのが難点です。
 合わない塗料を使用して失敗する事は無いので、何を塗ってあるか分からない場合や
 心配な時には時間をかけて研磨し、塗膜を完全に除去した後、再塗装しましょう。
 下記にその他のケレン道具を紹介しているので参考にして下さい。



・新しい塗料を重ね塗りする場合
 塗料選びを慎重に行う必要があります。古い塗膜の塗料の種類によって
 使える塗料や塗装方法に違いが出てきます。



・水性塗料

 屋内や屋外の様々な用途に合わせた塗料があり、
水性塗料は水でうすめて使用します。
 水で扱う塗料で作業性も良く刺激臭も少ないので、扱いやすい塗料です。
 次回の塗り替え時も水性塗料の重ね塗りが可能です。


 油性塗料と水性塗料の例
油性塗料-木部用
屋外木部用の保護塗料です。
ノンロットは浸透性がある塗料なので、木目の良さを残す事が特徴です。乾燥が速くそのまま塗れるタイプで、作業性が良い油性塗料です。油性塗料にもノンロットのように、溶剤が最初から含まれている塗料もあります。これらの塗料は素材にそのまま塗布するだけなので扱いやすい塗料です。
水性塗料-多用途用
木部や鉄部など様々な用途に使用出来る塗料です。水と塗料を混ぜて使用し、写真の塗料仕上がりは、木目をつぶした感じになります。


・その他の塗料について
 塗料の種類は上記で説明した油性、水性塗料の他にニスやラッカー系塗料などがあります。
 ニスには油性ニス(ペイントうすめ液でうすめて使用)や水性ニス(水でうすめて使用)などがあり
 ラッカ ー系塗料はラッカーうすめ液でうすめて使用します。



・塗料選びの注意点
 塗料を選ぶ前にどんな仕上げにしたいのかを明確にします。
 その後に使用箇所に適した塗料を選んで、塗料の性能を確認するようにします。
 塗った後に色や仕上がり具合が気に入らない場合、再塗装もあるので注意しましょう。
 選んだ塗料を塗るのが心配な時や色の出具合が分らない時は
 同種類の木端にテストしてから塗装を始めて下さい。

塗装の準備と注意点-塗装は天気の良い日にご近所の配慮も忘れずに。
塗装を始める前に塗装を行う場所を確保し周囲を汚さない養生や
材料の下端などを養生しましょう。


塗装は換気や風通しを行える場所で、あまり湿度の高い日には塗装を避けましょう。
塗料の白化現象や塗膜剥離の原因になります。
塗料は臭いがあるので周りの方への配慮も大切です。

木材のペーパーがけ-塗料の密着性を良くする下地処理。
手で使用するペーパー、サンダーに装着して使用するペーパーなど、研磨方法は色々あります。
ここでは手で使用するペーパーについて説明したいと思います。



ペーパーは自作で何種類か揃えます。大きなペーパーを4等分に切り、写真のように折り目を付けます。ちょうど4等分した中心線に折り目が出来ます。
片方の内側になる部分に、ガムテープで両面テープの円を作り貼り付けをします。この時、ガムテープの長さはペーパーからはみ出ないようにします。
もう片方の内側も中心線に合わせてガムテープに貼り付けします。
上記の作り方で数枚作製してみましょう。ペーパーは使い込むほど細かくなり、ヨレヨレ状態になります。これらの使用したペーパーは次回の研磨時にも使用出来るので材料の表面に合わせてぜひ活用して下さい。

その他のケレン道具-ケレン道具も自作して活用しましょう。
ケレンとは古い塗膜を剥がす意味です。
手の入りにくい箇所のケレンは、なかなか塗膜を落とすのに力が入らず苦労します。
下記写真にあるような道具を自作しておくと役立ちます。


左から彫刻刀、へこみ部分に合わせて作ったコッパ、先端部分を曲げた棒ヤスリ、ワイヤーブラシ等。塗り替えをしたい時は、古い塗膜を除去する事が多いので、四隅部分や凸凹部分に対応したケレン道具が必要です。最初のケレンでワイヤーブラシを使用する時、真鍮製のブラシはさほど深い傷を付ける事がありませんが、力を入れすぎると思った以上に傷が深くなる事があります。ケレン後の素地研磨が大変になるので状態を見ながらケレンを行って下さい。

木材のマスキングと養生-塗る事よりも大切な下準備、時間をかけてしっかり養生しましょう。
塗装前に塗布材料下の養生や塗装台を準備します。
マスキングは塗る部分と塗らない部分のラインを正確に出します。



木材のマスキング 
マスキングは塗布面に合わせてしっかり行います。マスキングテープは粘着性のテープなので、ゴミの付着に注意して保管します。メーカーによって粘着性などの違いが見られるので、数種類揃えて違いを確認しておくことも大切です。
4方をマスキングする時は写真左のようにテープを切らずに折り目を付けて貼りますが、最初はテープを切って直線貼りを覚えましょう。剥がし易くする為にテープの先を折り曲げておきます。指で押さえながら貼り、貼ったテープの上からヘラなどで押さえると塗料にじみを防げます。
 マスキングテープとポリマスカーの活用
鍵や取っ手部分等取り外しが可能なものは出来る限り外します。取り外しの出来無い部材は写真のようにマスキングテープを使って塗料にじみが起きないよう養生します。養生に安心して塗料の乗せ過ぎには注意して下さい。部材が汚れた時はシンンナーで拭くと落とせます。
取っ手部分はマスキングテープ養生が出来無いので、下貼りしたマスキングテープ上にポリマスカーを貼って再養生を行います。取っ手以外の凸部の養生にも活用出来ます。
面積の広い養生にはポリマスカーを活用します。最初にマスキングテープで養生ラインを確保し、ポリマスカーを重ね貼りします。
ポリマスカーの長さが足りない時は2段貼りを行います。最初に短いマスカーの端を風で飛ばないよう仮止めします。写真の黄色いマスキングテープです。
指で押さえて貼っていきます。
指で無理に切りとると、上部の養生も剥がれてしまう可能性があるので、カッターで切り揃えます。
最後に貼ったジョイント部を押さえて、マスカーを伸ばします。
これで広い面積の養生が終了です。2段貼りの説明をしたかったので、最初に短いポリマスカーを使いましたが、幅のあるものを使って1回で養生しても構いません。実際の塗装では凹凸部の養生を行う機会があると思いますので参考までに。
塗装が終了したら養生を剥がします。最初に貼ったマスキングテープの端をゆっくり剥がしていきます。マスキングの端は写真のように少し曲げておくと良いです。
大きな養生も1回で剥がせます。塗装時はマスキングテープとポリマスカーを使って養生も綺麗に行いましょう。

使い込んだ塗装刷毛-刷毛は大切な手道具です。
刷毛の良し悪しのポイントを独自にまとめてみました。普段使用している刷毛で
ご説明をしていきます。
ここで紹介する刷毛は
主にニスやペンキのような粘度の高い塗料用です。
ステイン等の粘度の低い塗料には、比較的腰の弱い刷毛で十分対応出来るので
ここでの説明は省略させて頂きます。


写真は木材用のニス仕上げ及びクリアー仕上げ用の刷毛です。右端から3本がすじかい刷毛、左端がメジ刷毛です。使用年数は右端が5年、他3本は3年程度です。今も現役で活躍しています。
5〜6回程度使用後、刷毛洗浄を行った30mmのすじかい刷毛です。毛の根元から膨張しています。根元の膨らんだ刷毛は塗料がタレやすく、塗装がうまくいきません。よく洗わない刷毛はとくに、根元部分に付着した塗料が固り、膨張の原因となってしまいます。余談ですがこんな刷毛を【ぼっこればけ】と呼んでいます。
写真右が良い刷毛で左が悪い刷毛の例です。良い刷毛は腰があり、毛先の鋭角部(写真青丸)がはっきりしています。毛先のまとまりが良いので長期間使用出来ます。悪い刷毛は柄の付け根部分から膨んで腰がありません。根元が膨らんでしまっている為、毛先での塗装が困難です。使っている間にどちらの刷毛も毛が抜けますが、悪い刷毛の方が毛の抜ける回数も多く、塗布面に付着してしまう場合が多いです。
良い刷毛は腰(毛の根元部)があり弾力性があります。(写真青丸)使い続けても腰がしっかりしています。毛先の鋭角部が四隅面にもフィットし作業性が良いです。
悪い刷毛は腰が無いので、柄の付け根部分からすぐ毛が寝てしまい弾力性がありません。毛先に均等な力がかからず、四隅や狭い部分の塗装がとてもやりにくいです。
木材用のニス仕上げ及びクリアー仕上げ用の刷毛保存箱です。
使用する塗料別に刷毛を保存し、木材の面積によって使い分けをしていきます。箱の底面にはシンナーを入れて刷毛の硬化とダメージを防いでいます。
両方とも油性ペンキ専用刷毛です。左側の青いマスキングテープの貼ってある刷毛が良い刷毛です。毛先にまとまりがあるのに対し、右側の刷毛は付け根からV字に広がっています。
木材に刷毛を当てた時、悪い刷毛の毛先は広がっています。
悪い刷毛で油性ペンキの塗装を行いました。塗料幅にムラがあり、毛先に力が伝わっていません。
良い刷毛で油性ペンキの塗装を行いました。塗料幅も均等で、毛先の広がりも無く、しっかり力が伝わっています。
塗装直後の刷毛です。塗った後も左側の悪い刷毛には毛先のまとまりがありません。良い刷毛は手の延長線となり手に馴染みます。作業効率及び仕上がりの良い塗装を行う為、皆さんも刷毛は大切な道具のひとつとして、長く付き合える刷毛をぜひお使い下さい。粘度の高い塗料用刷毛を購入する時は、毛先に腰と弾力性のあるものを良い刷毛の目安としてお選び下さい。

塗料の硬化時間と保管について-外部で塗装する場合には天候に注意。
塗料の硬化時間は塗料によって様々なので硬化時間にも注意して塗料の購入を考えましょう。
硬化速度は天候にも左右されます。余裕を持って乾燥させて下さい。
目安としては、水性塗料は半日、油性塗料は1日ぐらいの乾燥時間です。塗料缶には硬化時間の目安などが記載されているので良く確認して下さい。


塗料の保管は日陰の涼しい場所で保管します。
残りが少なくなった塗料は小さな缶に移して密閉保管して下さい。
油性塗量を長期保管する場合は、空気に触れると硬化してしまうのでペイントうすめ液を少し入れて
混ぜないでそのまま蓋をして保管します。

塗装道具のあと片付け-マナーを守って塗装は片付けまでしっかり行いましょう。
塗装で困ることは残った塗料の処分方法です。
ここでは塗料の処分方法についてご紹介します。


・塗料の付いたハケの洗い方
 水性塗料を使用したハケの洗浄
 水性塗料用のハケは水で洗浄しますが、最初に新聞紙やウエスで余分な塗料を拭き取ります。
 その後、サゲツに入れた綺麗な水で付着した塗料が無くなるまでよく洗います。
 目安は水が濁らない程度になるまでです。
 洗浄後は水分をウエスなどで毛先を痛めないように拭き取ってから日陰に干して乾かします。


・油性塗料を使用したハケの洗浄
 油性塗料用のハケは新聞紙やウエスで余分な塗料を拭き取り
 
油性系うすめ液やハケ洗い液を使用して洗浄します。
 新聞紙やウエスに付いた塗料は必ず硬化してから処分します。
 うすめ液の成分はシンナーを含み引火性があるので注意が必要になります。
 うすめ液の使用目的は、油性塗料と混ぜる他、ハケ洗浄等です。
 ハケ洗い液はハケ洗浄専用で、毛が硬くならず道具を長持ちさせる事が特徴です。
 ホームセンターで購入出来ます。


・塗料の付いたサゲツの洗い方や残った塗料の処分方法
 残った水性、油性塗料は別々の硬化材を使用します。
 硬化剤を使用するとハケを洗浄した水やうすめ液も処分出来ます。
 水性塗料には水性塗料用硬化材を油性塗料には油性塗料用硬化材を使用します。


水性塗料用硬化材
残った水性塗料に混ぜると、水と塗料に分離して硬化。簡単に塗料の処分が出来ます。水性用と油性用の廃棄材があるので、必ず使用する塗料に合わせて準備しましょう。
油性塗料用硬化材
残った油性塗料に混ぜると塗料がゼリー状に硬化します。少量づつ足してカクハンし、硬化具合を見ながら行います。処分方法が分からなかった方も油性塗料を安心して使用出来ます。


水質や環境汚染を考え塗料の処分は責任を持って行いましょう。
水性は水性用、油性は油性用としっかり区別して塗装や処分を行います。

木材の保護
家具や木製品などに使用する木材保護ワックスにも多くの種類があります。
塗装仕上げに使用するワックスや無塗装仕上げに使用するワックスなど
仕上げ方に合わせて使用します。
ワックスがけは作品をより良く見せ、より長持ちさせる方法なのでぜひ試してみましょう。



ノーマルクリアワックス-室内木部用
クリーム状の油性ワックスです。無塗装品に1〜2回塗布します。撥水性に優れ水汚れが残らないクリアーな仕上がりです。
無塗装品として仕上げたい場合には1回でも良いのでワックス塗布を行いましょう。
米ヌカワックス-室内木部用
クリーム状の油性ワックスです。水をはじき、埃や傷が付きにくくなります。仕上がりは自然な艶でなめらかな表面になります。
下地調整を行った無塗装品にも適しているので、着色をしない木製品などの仕上げにも使用出来ます。

DIY塗装のまとめ
DIY塗装が可能な物には、ご紹介していない素材も含め沢山あります。
中でも木材は木目を活かす塗装や木目を塗りつぶす塗装など、塗料の選び方によって仕上がりの表情を変え、身近に塗装を楽しむ事が出来る素材です。
小物などから挑戦してより良い作品に仕上げて欲しいと思います。
DIY塗装の方法や、お困りの事などがありましたらメールでお気軽にご相談下さい。